私は東京郊外のある町に住んでいますが、近くの川や池・公園に行って目を凝らしてみると、意外にたくさんの鳥や虫がみつかるのに驚かされます。
 そこには小さな生命が棲んでいて、毎日、餌を食べたり、遊んだり、恋愛をしたり、子育てしているわけです。こうした光景を見ていると、この町が決して人間だけのものではないという気がしてきました。
 それで、この小さな生き物のようすをブログで公開しようと考えました。あくまで趣味のレベルですので、つたない写真や映像ですし、更新もせいぜい一週間に一回程度しかできないと思われますが、できるだけ長く続けていきたいという気持ちでスタートしました。since 2008

「キットレンズでどこまで寄れる?」(E-M1MarkII vs. α7II その4 最大倍率)

 ボケの多少については、最短撮影距離が大きくものをいいます。背景のボケについていうと、メインの被写体と背景の相対的な距離の差が大きく影響を与えるからです。最短撮影距離が短いと被写体までの距離と背景までの相対距離の差が大きくなり、背景のボケも大きくなリます。

  最初にα7IIのキットレンズである28-70mmF3.5-5.6はどれくらい被写体に寄れる(ピントが合う最短距離でどれくらいの大きさで撮影できる)のでしょうか。ピント合わせはAF-Sでミニカーのヘッドライトに合わせました。

AF28DSC00594 (2) (2)

28-70mmF3.5-5.6 広角端の28mmの画角での最短撮影。F8で撮影。

AF70DSC00593 (2) (2)

28-70mmF3.5-5.6 望遠端の70mmの画角での最短撮影。F8で撮影。




 次にE-M1MarkIIのキットレンズである12-40mmF2.8がどれくらい被写体に寄れるか(ピントが合う最短距離でどれくらいの大きさで撮影できるか)を試してみました。ピント合わせはAF-Sでミニカーのヘッドライトに合わせました。 
 
EM1240F4P8263042 (2)

  12-40mmF2.8 28mm相当の画角での最短撮影。F4で撮影。 

EM1240F4P8263044 (2)

 12-40mmF2.8 80mm相当の画角での最短撮影。F4で撮影。

   2つのレンズの特性は写真を比べると一目瞭然。12-40はとにかく寄れる。最大倍率が0.6倍相当なので、 こんなに寄りの写真が撮れるんです。

 もちろん、これはフルサイズとマイクロフォーサイズのカメラの比較というよりもレンズの比較という面が強いですね。α7IIも近接撮影が可能なレンズを使えば、寄れないことはありません。ただ、フルサイズに比べてマイクロフォーサーズのレンズには寄れるものが多いという傾向は確かにあります。
 しかし、フルサイズのレンズにも最近は寄れるものがいろいろ出てきています。
 例えば、タムロンから発売されている、F2.8の20mm、24mm 、35mmは撮影倍率が0.5倍なので、ほぼ12-40mmと同程度に寄れます。F値は12-40と同じ2.8ですが、フルサイズですから3回目の検証からもわかるようにマイクロフォーサーズのレンズに比べて約2段分のボケが発生するということになりそうです。
 これまで4回、カメラとレンズの比較をいくつかやってきたわけですが、キットレンズのままの比較では、E-M1MarkIIを超える性能は見えてきていません。 
 α7IIの能力を発揮させるには、キットレンズを超えるものを使う必要がありそうですね。大きなレンズは使いたくないから、小型の単焦点レンズを買ってみようかなと思っています。
 

 

「フルサイズとマイクロフォーサーズのボケを検証」(E-M1MarkII vs. α7II その3 ボケ))


 E-M1MarkII vs. α7II の3回目です。

 近距離で画角を40mm、ISOは1600に統一して、前ボケと後ろボケを絞りを変えながら比べてみました。
 レンズは、それぞれレンズキットのズームを使用しました。
 E-M1MarkIIは12-40mmF2.8 ( F1.7とF2.0は20mm F1.7を使いました)。
 α7IIは28-70mmF3.5-5.6。

 画像は、横幅1200ピクセルに縮小してあります。

 ピントは、パトカーのサイレンに合わせました。


EMF011P8263040 (2)

E-M1MarkII、12-40mmF2.8  F11 1/15 ISO1600

AF16DSC00589 (2)

    α7II、28-70mmF3.5-5.6   F16  1/8    ISO1600


EMF08P8263039 (2)

 E-M1MarkII、12-40mmF2.8  F8  1/30  ISO1600


AF11DSC00588 (2)

 α7II、28-70mmF3.5-5.6   F11  1/15   ISO1600


EMF0560P8263038 (2)

 E-M1MarkII、12-40mmF2.8  F5.6  1/60  ISO1600


AF8DSC00587 (2)

  α7II、28-70mmF3.5-5.6   F8  1/30  ISO1600


EMF04P8263037 (2)

 E-M1MarkII、12-40mmF2.8  F4 1/125 ISO1600


AF56DSC00586 (2)

  α7II、28-70mmF3.5-5.6   F5.6 1/60  ISO1600 


EMF028P8263036 (2)

 E-M1MarkII、12-40mmF2.8  F2.8 1/250 ISO1600

AF4DSC00585 (2)

  α7II、28-70mmF3.5-5.6   F4 1/60  ISO1600 


EMF02P8263027 (2)

  E-M1MarkII、20mmF1.7  F2 1/400 ISO1600

EMF017P8263026 (2)

 E-M1MarkII、20mmF1.7  F1.7 1/500 ISO1600

 前ボケ、後ろボケともに、ボケ具合は、

 フルサイズのF16とマイクロフォーサーズのF8
 フルサイズのF11とマイクロフォーサーズのF5.6
 フルサイズのF8とマイクロフォーサーズのF4
 フルサイズのF5.6とマイクロフォーサーズF2.8
   フルサイズのF4とマイクロフォーサーズのF2.0

  がほぼ同じ(ややフルサイズの方がボケ具合が大きい)ということですね。いわゆる2段の差がある(2.3段くらいでしょうか)という常識通りの結果となりました。
 
 まあ、ボケが小さいと言われる、マイクロフォーサーズも、2段明るいレンズを使えば、同じようにボケるということですね。今回使った、12-40mm F2.8(一部20mm F2.0)と28-70mm F3.5-5.6については、ほぼ同等のボケを得られるということがわかりました。ただし、マイクロフォーサーズのレンズの明るさから、4倍のシャッター速度が使える、ということになります。
 逆にいうと、フルサイズは暗いレンズ(安価なことが多い)でもボケが大きくなると言えますが、安価なレンズといえども、マイクロフォーサーズのような小さな標準レンズはないので、それなりの大きさを覚悟せざるを得ませんね。

 重くて大きいレンズは使いたくない、マクロ撮影などで、できるだけ絞りながらレンズの明るさを維持したい場合はマイクロフォーサーズが有利、システムが大きくても大きなボケを得たいという場合はフルサイズが有利ということになりますかね。

 私の場合、虫や鳥を撮ることが多く、メインとしてマイクロフォーサーズを使っていることは合理的と思います。今回フルサイズを導入することで、「ボケの大きな面白い写真」も撮ってみたいと思っているのですが、今持っている28-70mm F3.5-5.6では、12-40mm F2.8+20mm F2.0とボケに関してはさほど差がありません。広角領域で28-70の方がややボケが大きいとはいえますが、最大でも1.3段程度です。また、28-70mm F3.5-5.6は、撮影倍率が小さいので、12-40mmにF2.8のように被写体に寄ることでボケを大きくするという技は使えません。
 しかし、F2.8通しの重いズームは避けたいので、現在は、広角域の単焦点レンズを検討中です。例えば、ソニーの28mmF2.8 、タムロンの20mm/24mm/35mm F2.8、シグマの45mmF2.8などが候補です。
  
 今回のお題とは関係はありませんが、写真を比較してみるとα7IIの方が露出がやや暗めになっているようですね。
 
 次回は、最大撮影倍率の比較をしてみたいと思います。
 


 

「フルサイズはカメラは小さくなったが、レンズが、、、。」(E-M1MarkII vs. α7II その2 サイズ)

 E-M1MarkII vs. α7II の2回目です。 

 EVSA04P8290138

 カメラの外観を比べると、E-M1Mark2の方がやや大きい感じです。レンズを一番縮めた状態です。持ち運びの際に問題となる大きさはほぼ同じということですね。
 

EVSA03P9020158

 レンズが一番伸びた状態です。α7IIの28-70mmF3.5-5.6はほとんど長くなりません。広角端で最長になります。E-M1MarkIIの12-40mmF2.8は望遠端で最長になります。長くなるのは、撮影時ですから、さほど問題はないと思います。



EVS053P8290141

 グリップの比較です。E-M1MarkIIの方が、グリップが高くなっています。カメラの高さはほとんど同じですが、グリップのある右側が高くなっています。

EVSA06P8290145

 E-M1MarkIIは、手の大きな私でも小指がグリップにしっかりかかり、ホールドできます。

EVSA07P8290144

 α7IIのグリップは高さが低いため、小指が半分ほどしかかかりません。小さいレンズならいいのですが、重いレンズでは、縦グリが必要になるでしょう。手が小さい方なら大丈夫かもしれません。

 次は重さの比較です。

EVSA10P9020156

 レンズ、バッテリー、メモリカードを含んだ重さです。このうちレンズの重さは、295g。

EVSA08P9020154

 同様にレンズ、バッテリー、メモリカードを含んだ重さです。レンズ込みでは、E-M1MarkIIの方が78グラム重いですが、レンズが382gでα7IIについているレンズより87g重いので、カメラはE-M1MarkIIの方が9g軽いということになります。
 いずれにしろ、このカメラセットの比較では、大きさにそれほど差はないということになりますが、これは、α7IIに暗い(小さい)レンズがついているからで、F4クラスやF2.8クラスの標準ズームを載せるとなると、α7IIの方がずっと重くなります。

 例えば、

  
ソニーTessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS    426g
 ソニー 24-70mm F2.8 GM           886g
 タムロン28-75mm F/2.8 Di III RXD         550g    
 
  というわけで、フルサイズは、「カメラの大きさはかなり軽くなってきたが、マイクロフォーサーズと同じ明るさの標準ズームを使おうとするとかなり重くなる。」ということなんですね。重さだけでなく価格もかなりお高くなります。調べてみてください。純正は特に高価。

 もう少しくわしくキットレンズの比較をしてみましょう。

 12-40mmF2.8はマイクロフォーサーズなので、画角を示す換算焦点距離は24-80mmとなります。一方28-70mmF3.5-5.6の方はフルサイズですからそのままの焦点距離ということになり、広角側、望遠側とも12-40の方が画角の範囲が広くなります。

  またレンズの明るさですが、12-40mmF2.8はF2.8通し、28-70mmF3.5-5.6はF3.5-5.6ですから、12-40mmF2.8の方が広角側で0.7段、望遠側で2段分明るいということになります。同じISOであれば、それだけ早いシャッターが切れる。あるいは同じシャッター速度であれば、低感度で撮影できるということになりますね。

 ただし、ボケ具合は、マイクロフォーサーズとフルサイズですので、F値の差がそのまま前ボケや後ろボケの差になるわけではありません。

 次回は、2台でF値と前後のボケ具合の関係を比べてみたいと思います。今回はこれでおしまい。
ギャラリー
  • 「キットレンズでどこまで寄れる?」(E-M1MarkII vs. α7II その4 最大倍率)
  • 「キットレンズでどこまで寄れる?」(E-M1MarkII vs. α7II その4 最大倍率)
  • 「キットレンズでどこまで寄れる?」(E-M1MarkII vs. α7II その4 最大倍率)
  • 「キットレンズでどこまで寄れる?」(E-M1MarkII vs. α7II その4 最大倍率)
  • 「フルサイズとマイクロフォーサーズのボケを検証」(E-M1MarkII vs. α7II その3 ボケ))
  • 「フルサイズとマイクロフォーサーズのボケを検証」(E-M1MarkII vs. α7II その3 ボケ))
  • 「フルサイズとマイクロフォーサーズのボケを検証」(E-M1MarkII vs. α7II その3 ボケ))
  • 「フルサイズとマイクロフォーサーズのボケを検証」(E-M1MarkII vs. α7II その3 ボケ))
  • 「フルサイズとマイクロフォーサーズのボケを検証」(E-M1MarkII vs. α7II その3 ボケ))
カテゴリー
  • ライブドアブログ