オリンパスPENの設計者である米谷さんが逝去されたというニュースが飛び込んできた。米谷さんについては、E-P1の発表会でもオリンパスの事業部長さんが、E-P1を作る際に米谷さんにお会いして2時間ほどお話をしたというような話をされていたし、PEN50周年で米谷さんのお名前がwebやブログでもよく取り上げられていたので、「日本のカメラ技術者にはすばらしい方がいるのだなあ」と感心していた。
私は、PENもOMも自分で所有して使ったことはなかったが、45年前に祖母が持っていたPENや30年前に学生時代の友人が使っていたOMの記憶ははっきり残っている。不思議なことに、「オリンパスといえば?気の利いたコンパクトなカメラ」という印象が、私の記憶に刻まれて現在に至っている。その印象の元を作ったのが米谷さんだということに最近始めて気が付いた。そして、デジタルのPEN(E-P1)が手元にある。何か不思議な因縁のようなものを感じる。
米谷さんがどのような病状であったのかは知らないし、亡くなられたのはきわめて残念だが、デジタルPENの大ブレークを生前に知りえることができたのは、幸いであったと感じている。
米谷さんが設計されたPENのフィロソフィーを受け継いだとされる、E-P1を一月ほど使ってきたが、正直なところ、とても愛着がわいている。一方でこれまで使ってきたE-510やE-30には、E-SYSTEMとしての個性はあっても、カメラとしての個性がなかったのではないかという気がしなくもない。E-510の機能が物足りないからE-30を買ったということで、E-510への愛着はあまりなく、時期新機種の資金のために、E-30の導入直後にネットオークションで売ってしまったのだ。E-30については、現時点ではオリンパスのデジタル一眼レフとしては最高のものだと思っているので、簡単に手放すことはないだろうが、ダイナミクレンジ、高感度特性、ファインダーの大きさ・明るさについては、対APS比で不満がないわけではないので、このあたりで大きな進歩があれば、いずれ買い換えることになるだろう。
それに比べてE-P1は、機能よりもむしろ、ものとしての存在感が大きいので、壊れない限り長く使っていくことになる予感がする。デジタルのPENも進化はするだろうが、普段使いにおいては、それほど高性能である必要もないと思うからだ。
こうしてE-P1という楽しいカメラを使えることを米谷さんをはじめとして、オリンパスの歴代のスタッフの皆さんに感謝するとともに、米谷さんの冥福をお祈り申し上げたい。
私は、PENもOMも自分で所有して使ったことはなかったが、45年前に祖母が持っていたPENや30年前に学生時代の友人が使っていたOMの記憶ははっきり残っている。不思議なことに、「オリンパスといえば?気の利いたコンパクトなカメラ」という印象が、私の記憶に刻まれて現在に至っている。その印象の元を作ったのが米谷さんだということに最近始めて気が付いた。そして、デジタルのPEN(E-P1)が手元にある。何か不思議な因縁のようなものを感じる。
米谷さんがどのような病状であったのかは知らないし、亡くなられたのはきわめて残念だが、デジタルPENの大ブレークを生前に知りえることができたのは、幸いであったと感じている。
米谷さんが設計されたPENのフィロソフィーを受け継いだとされる、E-P1を一月ほど使ってきたが、正直なところ、とても愛着がわいている。一方でこれまで使ってきたE-510やE-30には、E-SYSTEMとしての個性はあっても、カメラとしての個性がなかったのではないかという気がしなくもない。E-510の機能が物足りないからE-30を買ったということで、E-510への愛着はあまりなく、時期新機種の資金のために、E-30の導入直後にネットオークションで売ってしまったのだ。E-30については、現時点ではオリンパスのデジタル一眼レフとしては最高のものだと思っているので、簡単に手放すことはないだろうが、ダイナミクレンジ、高感度特性、ファインダーの大きさ・明るさについては、対APS比で不満がないわけではないので、このあたりで大きな進歩があれば、いずれ買い換えることになるだろう。
それに比べてE-P1は、機能よりもむしろ、ものとしての存在感が大きいので、壊れない限り長く使っていくことになる予感がする。デジタルのPENも進化はするだろうが、普段使いにおいては、それほど高性能である必要もないと思うからだ。
こうしてE-P1という楽しいカメラを使えることを米谷さんをはじめとして、オリンパスの歴代のスタッフの皆さんに感謝するとともに、米谷さんの冥福をお祈り申し上げたい。