ボケの多少については、最短撮影距離が大きくものをいいます。背景のボケについていうと、メインの被写体と背景の相対的な距離の差が大きく影響を与えるからです。最短撮影距離が短いと被写体までの距離と背景までの相対距離の差が大きくなり、背景のボケも大きくなリます。
最初にα7IIのキットレンズである28-70mmF3.5-5.6はどれくらい被写体に寄れる(ピントが合う最短距離でどれくらいの大きさで撮影できる)のでしょうか。ピント合わせはAF-Sでミニカーのヘッドライトに合わせました。
28-70mmF3.5-5.6 広角端の28mmの画角での最短撮影。F8で撮影。
28-70mmF3.5-5.6 望遠端の70mmの画角での最短撮影。F8で撮影。
2つのレンズの特性は写真を比べると一目瞭然。12-40はとにかく寄れる。最大倍率が0.6倍相当なので、 こんなに寄りの写真が撮れるんです。
もちろん、これはフルサイズとマイクロフォーサイズのカメラの比較というよりもレンズの比較という面が強いですね。α7IIも近接撮影が可能なレンズを使えば、寄れないことはありません。ただ、フルサイズに比べてマイクロフォーサーズのレンズには寄れるものが多いという傾向は確かにあります。
しかし、フルサイズのレンズにも最近は寄れるものがいろいろ出てきています。
例えば、タムロンから発売されている、F2.8の20mm、24mm 、35mmは撮影倍率が0.5倍なので、ほぼ12-40mmと同程度に寄れます。F値は12-40と同じ2.8ですが、フルサイズですから3回目の検証からもわかるようにマイクロフォーサーズのレンズに比べて約2段分のボケが発生するということになりそうです。
これまで4回、カメラとレンズの比較をいくつかやってきたわけですが、キットレンズのままの比較では、E-M1MarkIIを超える性能は見えてきていません。
α7IIの能力を発揮させるには、キットレンズを超えるものを使う必要がありそうですね。大きなレンズは使いたくないから、小型の単焦点レンズを買ってみようかなと思っています。
最初にα7IIのキットレンズである28-70mmF3.5-5.6はどれくらい被写体に寄れる(ピントが合う最短距離でどれくらいの大きさで撮影できる)のでしょうか。ピント合わせはAF-Sでミニカーのヘッドライトに合わせました。
28-70mmF3.5-5.6 広角端の28mmの画角での最短撮影。F8で撮影。
28-70mmF3.5-5.6 望遠端の70mmの画角での最短撮影。F8で撮影。
次にE-M1MarkIIのキットレンズである12-40mmF2.8がどれくらい被写体に寄れるか(ピントが合う最短距離でどれくらいの大きさで撮影できるか)を試してみました。ピント合わせはAF-Sでミニカーのヘッドライトに合わせました。
12-40mmF2.8 28mm相当の画角での最短撮影。F4で撮影。
12-40mmF2.8 80mm相当の画角での最短撮影。F4で撮影。
2つのレンズの特性は写真を比べると一目瞭然。12-40はとにかく寄れる。最大倍率が0.6倍相当なので、 こんなに寄りの写真が撮れるんです。
もちろん、これはフルサイズとマイクロフォーサイズのカメラの比較というよりもレンズの比較という面が強いですね。α7IIも近接撮影が可能なレンズを使えば、寄れないことはありません。ただ、フルサイズに比べてマイクロフォーサーズのレンズには寄れるものが多いという傾向は確かにあります。
しかし、フルサイズのレンズにも最近は寄れるものがいろいろ出てきています。
例えば、タムロンから発売されている、F2.8の20mm、24mm 、35mmは撮影倍率が0.5倍なので、ほぼ12-40mmと同程度に寄れます。F値は12-40と同じ2.8ですが、フルサイズですから3回目の検証からもわかるようにマイクロフォーサーズのレンズに比べて約2段分のボケが発生するということになりそうです。
これまで4回、カメラとレンズの比較をいくつかやってきたわけですが、キットレンズのままの比較では、E-M1MarkIIを超える性能は見えてきていません。
α7IIの能力を発揮させるには、キットレンズを超えるものを使う必要がありそうですね。大きなレンズは使いたくないから、小型の単焦点レンズを買ってみようかなと思っています。