私は東京郊外のある町に住んでいますが、近くの川や池・公園に行って目を凝らしてみると、意外にたくさんの鳥や虫がみつかるのに驚かされます。
 そこには小さな生命が棲んでいて、毎日、餌を食べたり、遊んだり、恋愛をしたり、子育てしているわけです。こうした光景を見ていると、この町が決して人間だけのものではないという気がしてきました。
 それで、この小さな生き物のようすをブログで公開しようと考えました。できるだけ長く続けていきたいという気持ちでスタートしました。since 2008

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ハンミョウの仲間

2.8倍相当の倍率で拡大したヒメハンミョウのアゴ  2012年7月15日撮影

 自宅の小さな庭で見つけた小さなハンミョウ。小さくて肉眼ではオオアリかと思ってしまうくらいですが、マクロレンズ+接写リングで撮影してみると、、、。

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 体長10mmの小さな虫ですが、こんな凄いアゴを持っています。
 
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 1枚目の写真の全体(ノートリング)です。

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 背中にピントを合わせました。背中の模様がわかります。

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 体全体が分かる図鑑的な写真。ヒメハンミョウは、本州と九州に局所的に分布する小型のハンミョウです。

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 こちらを向いています。これが、カブトムシやクワガタくらいの大きさだったら、怖いでしょうね。

 東京周辺に多いようです。

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 この機材で撮影しました。

 撮影日:2012年7月15日
 撮影地:町田市
 機材:E-M5+MMF3+EC-14+ニコンフォーサーズアダプタ+TAMRON90マクロSP

 この組み合わせだと、最短撮影距離では、およそ2.8倍の拡大撮影となります。
 35mm÷2.8=12.5mmということで、横幅12.5mmのものが画面いっぱいに写るというわけです。ヒメハンミョウの場合体長が10mmですから、最接近で撮ると、触角ははみ出してしまうことになります。

 データ:270mm相当、F11から16程度、1/160~320、ISO800

なんじゃこりゃあ〜 OM-Dの深度合成機能ってすごくない?

 こんな生き物みたことありますか? 写真に撮ってみないとわからないですよね。どこにでもいる虫です。名前の通り東京あたりにはどこにでもいる虫です。

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 自宅の小さな庭で見つけた「トウキョウヒメハンミョウ」。体長は9mmくらいです。大きめの蚊くらいの小さなハンミョウの仲間です。
 1 、2枚目の写真は等倍でトリミングしたもので、頭の大きさは1mmくらいだと思います。

 撮影した機材は、E-M1Mark2+60mmF2.8MCです。こんなに小さな虫の場合、いくら絞っても普通の撮影方法では、体全体にピントを合わせるのは難しいのですが、深度合成機能を使うとこの通り。被写界深度が深くなり、複眼や体の模様やシワもバッチリ撮れてます。
 自然光、手持ちでここまで撮れちゃうんです。びっくりしました。

 撮影データは、120mm相当、倍率は35mm倍換算2倍+アルファ、F5.6、ISO800、1/200 。カメラの深度合成モード
 
 最近、猫も杓子もフルサイズブームって感じですが、こんな写真はフルサイズでは、簡単には撮れないんじゃないかな。マイクロフォーサーズならではの写真だと思います。
 
 
  
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