これはこれで、日周運動の写真ということであれば、意味はありますが、星をとめて撮りたいというのも人情でしょう。
天体の日周運動を止めて撮影するには、ISO感度を上げて
シャッター速度を上げるという手もありますが、それでは画質が悪くなってしまいます。
いちばん良い方法が赤道儀を使うことですね。
この写真は、望遠鏡とカメラを赤道儀に載せて撮影したものです。
撮影日:2012年8月25日
撮影地:町田市
機材・データ:E-M5+77EDIIを赤道儀に載せて撮影(焦点距離1020mm相当、F6.6、ISO1600、40秒)
撮影地:町田市
機材・データ:E-M5+77EDIIを赤道儀に載せて撮影(焦点距離1020mm相当、F6.6、ISO1600、40秒)
拡大してみると、赤道儀で撮ったにかかわらず星が少し動いているようにも見えます。赤道儀の極軸合わせが不十分なのか、赤道儀の性能の問題なのかちょっとわかりません。オートガイドという回転誤差を補正するオートガイドのシステムがあるともっと止まるのかもしれません。ただ、これでも、ここまで拡大して見なければ問題はないように思います。
それより、今回撮影した町田の市街地ではこれが限界のように思われます。人工照明の少ない郊外に出かければアンドロメダ大銀河の周辺の薄明るい部分も含めてもっと大きなアンドロメダ大銀河が撮れるでしょう。