私は東京郊外のある町に住んでいますが、近くの川や池・公園に行って目を凝らしてみると、意外にたくさんの鳥や虫がみつかるのに驚かされます。
 そこには小さな生命が棲んでいて、毎日、餌を食べたり、遊んだり、恋愛をしたり、子育てしているわけです。こうした光景を見ていると、この町が決して人間だけのものではないという気がしてきました。
 それで、この小さな生き物のようすをブログで公開しようと考えました。できるだけ長く続けていきたいという気持ちでスタートしました。since 2008

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★天体

“E-M5+77EDII+赤道儀でアンドロメダ大銀河を撮ってみた. 2012年

 天体は地球上から見ると、地球の自転のために回転しています。そのため、カメラで長い時間露出するとこんな写真になってしまいます。

P8250333R2S

 
 これはこれで、日周運動の写真ということであれば、意味はありますが、星をとめて撮りたいというのも人情でしょう。

 
 
 天体の日周運動を止めて撮影するには、ISO感度を上げて
シャッター速度を上げるという手もありますが、それでは画質が悪くなってしまいます。
いちばん良い方法が赤道儀を使うことですね。
 この写真は、望遠鏡とカメラを赤道儀に載せて撮影したものです。
止まって写っています。

 P8250332R2S
 
 撮影日:2012年8月25日
 撮影地:町田市
 機材・データ:E-M5+77EDIIを赤道儀に載せて撮影(焦点距離1020mm相当、F6.6、ISO1600、40秒)

P8250332R2S1

 アンドロメダ大銀河(中央付近を等倍トリミング)

 拡大してみると、赤道儀で撮ったにかかわらず星が少し動いているようにも見えます。赤道儀の極軸合わせが不十分なのか、赤道儀の性能の問題なのかちょっとわかりません。オートガイドという回転誤差を補正するオートガイドのシステムがあるともっと止まるのかもしれません。ただ、これでも、ここまで拡大して見なければ問題はないように思います。

 それより、今回撮影した町田の市街地ではこれが限界のように思われます。人工照明の少ない郊外に出かければアンドロメダ大銀河の周辺の薄明るい部分も含めてもっと大きなアンドロメダ大銀河が撮れるでしょう。

P8250333R2S1

 赤道儀を止めて撮影したもの(前の写真と同じ範囲)

  R8020608S


 今回の撮影に使ったBORG77EDII(野鳥撮影などにも使っているのでカモフラージュ布で巻いてあります。

 

E-M5+ドブソニアンでアンドロメダ大銀河を撮ってみた。 2012年8月25日撮影

 8月も終わりに近づき、夜半を過ぎるとアンドロメダ大銀河が空高くに昇ってくるようになりました。

ANDOROMEDAP8250187


 口径25cmのドブソニアン望遠鏡に、E-M5を付けて撮影してみました。
 日周運動によって星が流れてしまうのを最小限にするため、ISO感度を12800まで上げていますが、E-M5は以前のマイクロフォーサーズ機に比べて高感度ノイズが驚くほど減りました。

 撮影日:2012年8月25日
 撮影地:町田市
 機材:データ:E-M5+EC-14+WHTEYDOB25で撮影(焦点距離約3400mm相当、F6.8、1.3秒、ISO12800) 

R8020604S

 望遠鏡(WHITEYDOB25)との接続はTリングというアダプタを介し、「直焦点」撮影を行いました。

バリ島で撮影したさそり座と散開星団M6とM7 2012年7月15日撮影

 
P6150233S
 
 南緯8度のバリ島では、さそり座が日本で見るよりずっと空高く上ります。


P6140205S

 M6(上)、M7(下)散開星団(トリミング)さそり座の散開星団です。右側の明るい星はさそりの尻尾の星たち。

 撮影日:2012年6月15日
 撮影地:インドネシアのバリ島
 機材・データ:1枚目、E-M5+12-50mm、焦点距離24mm相当、F3.5、12秒、ISO6400。
 2枚目、E-M5+50-200mm、焦点距離100mm相当、F2.8、5秒、ISO1600

南国の星空をお気軽撮影3 インドネシアの上空で見た明けの明星 2012年6月11日撮影

  6月11日の早朝にバリ島に向かう飛行機の中で金星を見かけました。

P6100040S

P6100040S1
 日の出の朝焼けと明けの明星

 飛行機は雲の上を飛んでいて、金星がはっきりと見えました。

 撮影日:2012年6月11日早朝 
 撮影日:インドネシア近くの上空
 機材・データ:E-M5+12-50mm(焦点距離100mm相当、F6.3、ISO3200、1/6)

南国の星空をお気軽撮影3 全天で最大のオメガ星団 2012年6月15日撮影

 みなみじゅうじ座やケンタウルス座を双眼鏡でのぞいていると、ぼんやり白くと丸く見えるものがありました。写真にとってみると、星がたくさん集まった球状星団でした。
 
P6150247RS
 
 オメガ星団 ノートリミング

P6150247RS1


 等倍トリミング(10年前のカメラによるISO3200、3.2秒露出のため、画質の荒れはご容赦ください) 
 
 ケンタウルス座は、日本では、夏のころ南の空のとても低い位置で見ることができます。オメガ星団はケンタウルス座の南の方に位置しているので、南日本でやっと見えるかどうかです。日本では球状星団にはいろいろなものが見えますが、オメガ星団は全天一の大きさ(明るさ)ですから、見栄えが違います。初めて見たのですが、あまりにもはっきり見えるので驚いてしまいました。

 もちろん、望遠鏡を赤道儀にすえて追尾しながら撮影すると、とても素晴らしい写真が撮れでしょうが、望遠レンズこんな写真は撮影できます。
 
撮影日:2012年6月12日
撮影地:インドネシアのバリ島
機材・データ:E-M5+50-200SWD(焦点距離400mm相当、F3.5
、ISO3200、3.2秒)

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