私は東京郊外のある町に住んでいますが、近くの川や池・公園に行って目を凝らしてみると、意外にたくさんの鳥や虫がみつかるのに驚かされます。
 そこには小さな生命が棲んでいて、毎日、餌を食べたり、遊んだり、恋愛をしたり、子育てしているわけです。こうした光景を見ていると、この町が決して人間だけのものではないという気がしてきました。
 それで、この小さな生き物のようすをブログで公開しようと考えました。できるだけ長く続けていきたいという気持ちでスタートしました。since 2008

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★カモの仲間(カモ目)

D800(E-M5)+BORG71FL+BU-1でマガモ 2012年12月6日撮影

 トミーテックのBORG71FL+BU-1とニコンのD800を某所で借りることができたので、明治神宮の北池に行った。

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 マガモのオス( DXモード)

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 マガモのメス(FXモード)

 マガモのつがいがいた。
 いつもの手持ちでの撮影。日陰で暗く、カメラに手ブレ補正がないので、ISOを2000から2500まで上げてシャッター速度を確保した。写真を拡大すると色ノイズが若干見られるが、この大きさではわからない。驚いたのは、高感度ISOにも関わらず、マガモの羽の質感と水の透明感がしっかり再現されていることだ。解像力とダイナミックレンジの広さによるものだと思われる。
  池に浮かんでいる鳥の振動が同心円上に水面を伝わっていく。水の透明感と滑らかさに驚いた。D800とBORG71FLの高画質コンビのおかげだと思った。

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 マガモのメスとカルガモ(FXモード)

 マガモのつがいの近くにカルガモがやってきた。マガモのメスにピントを合わせると、背景のカルガモがボケた。マイクロフォーサーズやAPS-C撮っていたとしたら、この距離ではカルガモはここまでボケることはない。フルサイズならではの描写だろう。

 今回はカモの近くまで寄れたので、400mmF5.6でカモを大きく撮影できたが、遠い場合は500mmで”はレンズの距離が不足する。距離を稼ぎたいときはマイクロフォーサーズやAPA-C、ダイナミックレンジや画質や背景のボケを優先したいときはフルサイズという使い分けがいいということだ。
 D800にはボディ内手ブれ補正がないので、500mmで手持ち撮影する際にはシャッター速度は1/500~1000程度は必要だ。今回は1/400~640なので、若干ブレているようにも思われる。

 BU-1を初めて使用して、鏡筒ががっちりしていてピントリングは軽くまわる。その反面、普通の60mm鏡筒の71FLに比べると重いので手持ちで長時間撮影するには腕力が必要だと感じた。

 撮影日:2012年12月6日
 撮影地:明治神宮
 機材・データ:D800+BORG71FL+BU-1で撮影した(1枚目DXモードで600mm相当、F5.6、ISO2000、1/640。2、3枚目FXモードで400mm相当、F5.6、ISO2500、1/400)

 比較の参考として、同じ日にマイクロフォーサーズのE-M5+BORG71FL+BU-1で撮影した画像を、掲載する。

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PC061171S1


 マイクロフォーサーズを使うと、同様の距離でもこれだけ大きく撮影できる。羽毛の解像は相当のものだ。

 撮影日:2012年12月6日
 撮影地:明治神宮
 機材・データ:E-M5+BORG71FL+BU-1で撮影した(1枚目 800mm相当、F5.6、ISO1600、1/200。2枚目800mm相当、F5.6、ISO1600、1/200) 

葛西臨海公園のヒドリガモ 2012年11月24日撮影

 葛西臨海公園の渚にある橋の近くです。ヒドリガモの10羽くらいの小さな群れがいました。2羽ずつつがいになって、岩に着いた藻のようなものを食べていました。

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 トリミング
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 やはり、3年ほどまえに同じ場所で、ヒドリガモの群れを見つけましたが、毎年、冬になるとここに渡ってくるのでしょうね。ヒドリガモは、海岸だけでなく、海から十数キロ離れた淡水の湖や池にも現れます。海の藻はしょっぱくて、淡水の藻はみずくさいと思うのですが、どちらにも適応できているということなんですよね。
 
撮影日:2012年11月24日
撮影地:葛西臨海公園
機材・データ:E-M5+BORG71FL+BORG純正テレコン(1120mm相当、F8、ISO400、1/500~1/800)

大雨を切り抜けたカルガモ親と8羽の子 2012年5月4日

 二日続いた大雨で鶴見川は水量が増えて流れも急でしたが、比較的流れのゆるいところでカルガモの親子を見つけました。 
 カルガモの雛たちも大雨を無事に切り抜けたようです。

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 E-M5と77EDIIの組み合わせはなかなかよいですね。ISO1000でノイズリダクションを弱にしていますが、等倍で見てもノイズは気になりませんし、羽毛もきれいに解像できているようです。

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 ヒナがカメに近づいても親は知らん振り。カメは危なくないようですね。


 撮影日:2012年5月4日
 撮影地:町田市
 機材:E-5M+BORG77EDII
 データ:ISO1000、F6.6、1/250〜640、1014mm相当

(カルガモの雛はじっとしていないので、シャッター速度はある程度上げておく必要があり、ISOは1000に設定した。その後、カメラの高ISO画質がかなり改善されたので、現在(2023年)は、ISOオートにして、シャッター速度固定で撮影することが多くなりました。)

E-5+BORG71FLでコガモの水浴び 2012年3月20日撮影

 水に浮かんでいるカモの仲間はよく水浴びをします。
 翼を水の中に入れて虫が付かないように洗い流しています。

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 頭と翼の緑色が美しいですね。コガモは冬鳥ですが、5月の連休くらいまでは鶴見川で見かけます。


 撮影日:2012年3月20日
 撮影地:町田市
 機材:E-5+BORG71FL  800mm相当

キンクロハジロの群れの中に羽色の違うカモが… 2012年2月19日撮影

 キンクロハジロの群れの中に羽色の違うカモが…

 毎年冬になると、町田市の薬師池公園には、キンクロハジロの群れがやってきます。
 今年も11月の始めごろからくらいから、やってきて今は100~200羽以上いるように見えます。(5年ほど前に薬師池の総ざらいやった後、訪れるキンクロハジロは少なくなりました。)

 公園の売店には餌が売られていて公園を訪れる人たちがカモたちに与えるので、冬のカモ類がたくさんやってくるようになったのでしょう。
 冬鳥としてはキンクロハジロがほとんど“で、ホシハジロやマガモの姿も時々見かけます。

 キンクロハジロの群れの中に、背中の羽の色が白っぽいまだらのカモを見つけました。

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 頭の色も、キンクロハジロのオスが紫っぽいのに対してこのカモのオスの頭をよく見ると緑がかった色です。
 
 この写真で、2羽のキンクロハジロに間にいるのがこのカモです。体の大きさはキンクロハジロより少し大きめです。野鳥に詳しい方ならすぐにわかるでしょう。これはスズガモですね。
 
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 これまで何度もこの公園を訪れているのですが、スズガモを確認したのは初めてです。
 頭の色は、光の当たる角度で変わるので、黒にしか見えないことが多いのですが、光の角度を考えながら、撮影すれば緑の頭を撮ることができます。
 
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  羽ばたいているときに、ちょうど頭が緑に輝いきました。
 もしかしたらメスも来ているのかも知れませんがこの日は見つけられませんでした。


 群れがいる場合、注意してみると、ほかの鳥が混じっていたりすることもあるし、カモ類は、カモ類は他の鳥に比べて混血することが多いようなので、中間的な特徴を持った鳥を見つけることができるかもしれません。

 撮影日:2012年2月19日
 撮影地:町田市
 機材:D7100+300mF4+TC-14E1
 
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